[問題文・解答]
平成29年度4月に実施された基本情報技術者試験の午後試験の問題・解答はIPA公式ページからダウンロード出来ます。(以下リンク)
[問題概要]
この問題は、選択問題で問2〜問7のうち4問を選択する必要があります。
出題分野はハードウェアで、問題の題材は温度モニタです。
出題分野はハードウェアで、問題の題材は温度モニタです。
[設問1]
LEDの表示が図2のように「6」となる時、形状データは2進数10111110(図1で6と0のビットが0に設定された状態)となるため、16進数表記でBEとなります。
また、表1の省略部分を補足し、検出温度の範囲を追加すると下表のようになります。
LEDの表示が「6」となる時、レベルが6なので、A/D変換機出力は101、検出温度の範囲は45度以上55度未満となります。
検出温度範囲 温度基準値 A/D変換機出力 レベル
0〜4 0 000 1
5〜14 10 001 2
15〜24 20 010 3
25〜34 30 011 4
35〜44 40 100 5
45〜54 50 101 6
55〜64 60 110 7
65〜74 70 111 8
[答] a) イ b) エ c) イ
また、表1の省略部分を補足し、検出温度の範囲を追加すると下表のようになります。
LEDの表示が「6」となる時、レベルが6なので、A/D変換機出力は101、検出温度の範囲は45度以上55度未満となります。
検出温度範囲 | 温度基準値 | A/D変換機出力 | レベル |
0〜4 | 0 | 000 | 1 |
5〜14 | 10 | 001 | 2 |
15〜24 | 20 | 010 | 3 |
25〜34 | 30 | 011 | 4 |
35〜44 | 40 | 100 | 5 |
45〜54 | 50 | 101 | 6 |
55〜64 | 60 | 110 | 7 |
65〜74 | 70 | 111 | 8 |
[答] a) イ b) エ c) イ
[設問2]
P.11表3の注記にGRはCPUのレジスタとあるようにLEDやA/D変換器とのデータのやり取りをするために一時メモリです。
図3の処理を順に見ていくと、まずGRに1を設定(GR←1)し、I/Oポート2にGRの値を書き込んでいます(OUTPUT 2)。表2をみると番号2のI/Oポートに値1を書き込むとA/D変換が開始されるとあることから、これによってA/D変換が開始されます。
次にI/Oポート2からデータを読み込み(INPUT 2)、dの条件分岐となります。表2よりI/Oポート2から読み込んだ値が0ならば変換中、0以外ならば変換完了を示します。よって、dではGRの値が0か0以外かを判定するため「GR=0」が適切です。
0以外の場合は、次にI/Oポート3からデータを読み込み(INPUT 3)、A/D変換器の出力を形状データαに変換後、αをGRに設定(GR←α)します。
eでは、形状データαをLEDに書き込めばよいため、表2のI/Oポート1の説明より「OUTPUT 1」が適切です。
[答] d) イ e) エ
上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。
図3の処理を順に見ていくと、まずGRに1を設定(GR←1)し、I/Oポート2にGRの値を書き込んでいます(OUTPUT 2)。表2をみると番号2のI/Oポートに値1を書き込むとA/D変換が開始されるとあることから、これによってA/D変換が開始されます。
次にI/Oポート2からデータを読み込み(INPUT 2)、dの条件分岐となります。表2よりI/Oポート2から読み込んだ値が0ならば変換中、0以外ならば変換完了を示します。よって、dではGRの値が0か0以外かを判定するため「GR=0」が適切です。
0以外の場合は、次にI/Oポート3からデータを読み込み(INPUT 3)、A/D変換器の出力を形状データαに変換後、αをGRに設定(GR←α)します。
eでは、形状データαをLEDに書き込めばよいため、表2のI/Oポート1の説明より「OUTPUT 1」が適切です。
上記の解説は問題と解答を元に自分なりの考え方を記述しており、間違っている部分もあるかと思いますので、ご了承願います。また、誤りについては正しい考え方をご指摘・ご教授頂けると助かります。
0 件のコメント:
コメントを投稿